-
夏目漱石
「夏目漱石」読書の手びき 明治時代の教養人の世界を猫の目から風刺した『吾輩は猫である』。正義感の強い江戸っ子教師を主人公にして、凡人社会の勧善懲悪をユーモラスにえがいた『坊っちゃん』。親友を裏切った罪悪感をとおして明治 […]
-
坂本龍馬
「坂本龍馬」読書の手びき 薩長同盟の大役を果たした翌年、坂本龍馬は、後藤象二郎とともに、長崎から京都へむかった船のなかで、船中八策とよばれるものをまとめています。朝廷への政権返上、公議政体、人材の登用、国際法の確立、憲 […]
-
エジソン
「エジソン」読書の手びき エジソンは、教師を質問ぜめにしてついに低能児の烙印を押され、わずか3か月で小学校をやめてしまいました。母は、わが子を信じていました。そして、母が信じていたとおり、エジソンは独学によって世界の発 […]
-
ファーブル
「ファーブル」読書の手びき ファーブルは『昆虫記』全10巻を、およそ30年という長い歳月をかけて完成させました。昆虫の観察ひとすじに生きた崇高な努力の結晶であり、まさに、自己の信念へ向かって命を燃焼させる、清らかな研究 […]
-
ミケランジェロ
「ミケランジェロ」読書の手びき ミケランジェロは、まぎれもなく天才でした。しかし、その生涯は、つねに苦しみとの闘いでした。不幸がつづいたからでも、貧しい生活に追われたからでもありません。あまりにも豊かな芸術家の心をもって […]
-
しらゆきひめ
「しらゆきひめ」について 「しらゆきひめ〈白雪姫〉」は、グリム兄弟が五十数年の歳月をついやして収集したドイツのむかし話集『グリム童話』の中でも、もっとも有名なお話の一つです。 この話のモチーフになっている、継母が子どもを […]
-
三びきのこぶた
「三びきのこぶた」について 「三匹のこぶた」は、イギリスの代表的な民話のひとつです。イギリスの民話研究家であったジョーセフ・ジェイコブス、ジョージ・ダグラス、アンドルー・ラングといった人たちは、民話を再録したことで知られ […]
-
てんぐのかくれみの
「てんぐのかくれみの」について 「てんぐのかくれみの」は、九州・熊本地方に古くから伝わる〈とんち話〉『彦一ばなし』の中のお話です。 〈とんち話〉は、人間の持つ知恵や才能、ユーモアを主題とした話で、徳川時代のはじめごろに […]
-
ゆきおんな
「ゆきおんな」について “ゆきおんな”という言葉には、どこか神秘的で、幻想的な味わいがあります。 「雪女」は、雪国地方の伝説に登場する“雪の精”で、雪女郎・雪娘とも呼ばれています。 ふだんは人間の味方である自然も、冬に […]
-
マッチうりのしょうじょ
「マッチうりのしょうじょ」について 「マッチ売りの少女」は、アンデルセンの代表的な作品で、1848年に『新童話集』の中で発表されました。この当時のアンデルセンは、すでに童話作家として国内・外に、ゆるぎない地位を築いてい […]